今回はSIMカードの種類のeSIMについてお話ししようと思います。
なぜeSIMが乗り換えと関係があるのか?というところになると思うのですが、ahamoやpovo、LINEMOなど格安会社ではeSIMとSIMカードを申し込みの時点で選べるようになっていたりするからです。
そこで選択間違えてしまって使えない!という体験談も耳にしたりしましたので‥
今日はeSIMについてお話しします!
eSIMとは何!?
以前このサイトでSIMカードとは何?という記事を投稿しております→https://www.mnpguide.luvisyouth.com/そもそもsimカードって何?/
ここでお話ししているSIMカードと役割はeSIMも同じ!なのですが、違いと言われると分からない‥という方が多いのではないでしょうか。
eSIMの仕組み!
eSIMとはembedded SIMの略で、次世代規格とも言われています。
ズバリ!組み込み式のSIMカード!これがeSIMです。
普通のSIMカードは契約している携帯会社に応じて、スマートフォンの中に入っているSIMカードそのものを差し替えます。
それに比べてeSIMは、スマートフォンに内臓されの本体と一体型に組み込まれています。
なので、普通のSIMカードに比べて差し替えが不要という訳なのです。
ちなみにeSIMの大きさはiPhoneなどのスマートフォンに入っているnanoSIMの大きさの約半分と言われています。
では携帯会社を変えた時は‥?
では携帯会社を変えた時とかはどうなるのでしょう?
ズバリeSIMは情報の書き換えができる為そこで新しい契約内容での情報を読み込むことが出来ます!
しかもわざわざショップに行くとなく、自分の好きなタイミングで回線契約を変えることができます。
申し込みから開通まで、携帯会社それぞれ所要時間は異なりますが最短では1時間ほどで開通できると言われています。
メリットデメリットは??
ではeSIMのメリットとデメリットは何でしょうか。
以下まとめてみました!
メリットその1!
・自分の好きなタイミング、場所で乗り換えが出来る
eSIMは先に述べたように、内蔵されているSIMカードになります。
なのでお店に行かなくても自分の好きなタイミングで回線を切り替えたりすることが可能です。
また物理的なSIMカードの抜き差しも必要ありません。
もちろん普段の生活で携帯会社を切り替える際にも便利ですが、海外へ行った時などにも同様にeSIM対応端末であれば現地でSIMカードを購入などせずに好きなタイミングで回線契約を海外の方に切り替えることも出来ます!
回線の切り替え方法は契約する携帯会社それぞれによって異なりますが、主にはプロファイルといわれるモバイルデータ通信を行うファイルをダウンロードすることで切り替え、設定が出来る様になる仕組みです。
やり方も楽天モバイルやLINEMOなどはQRコードを読み込んでそこからダウンロードするシステムです。
以下はLINEMOの設定画面です。
メリットその2!
・端末によってはSIMを使い分けて安い料金プランで利用できる!
これはどういうこと?という事になるかと思います。
これは端末によってできる出来ないがありますが‥
SIMカードとeSIM両方に対応するスマホ端末をお使いであれば、それぞれ主回線と副回線を指定して通信会社2社をひとつのスマホで利用できます。
すると主回線は電話番号のある一番安いプラン、副回線はデータ通信の一番安いプランというように組み合わせて使うことが出来ます。
なので自分に合った安いプランで使う!や、電話はこの会社の回線、データはこの会社の回線という実現も可能です。
デメリットその1!
・対応端末が少ない!
eSIMはどの機種でも対応できるわけではなく、対応できる機種が限られています。
iPhoneであればXS以降でないと対応できません。
ここでiPhone8を利用していて、eSIMで契約をしてしまうと回線が使えないというふうになってしまいます。
ここがデメリットというところでしょうか。
以下画像が主なeSIM対応製品です。
デメリットその2!
対応キャリアが限定される!
対応端末があるように、eSIMを使えるキャリアに関しては現在限定されているような状態です。(2021年5月現在)
3大キャリアと言われるdocomo、au、SoftBankはこのeSIMでのプランの契約はまだ対応していません。
逆に格安の携帯会社(Ymobileや楽天モバイルなど)は続々とeSIMでも契約できるプランを導入し始めています。
中でも 楽天モバイルはeSIMのみでしか契約ができないRakuten Handなどを販売して話題になりました。
この3大キャリアがeSIM契約に消極的なのは、メリットの部分で述べた乗り換えのしやすさという部分にあります。
ユーザー側にとっては切り替えがしやすい分、携帯会社にとっては解約されやすいという部分があるので3大キャリアは消極的な部分はあるようです‥
また総務省が行ったヒアリング調査では、セキュリティの面での不安事項や先に述べたプロファイルインストール時にWiFi環境が必須になることからWiFiの普及なども懸念事項として3大キャリアは挙げているそうです。
体験談‥!?と注意点
さて冒頭とデメリットの部分でお話しした事が重なってくるのですが、ahamoやpovo、LINEMOといったキャリアで申し込みをされる際に注意して頂きたい事になります。
筆者の周りでこの3つのキャリアに乗り換えた友人がいるのですが、申し込みの段階でSIMカードを選択するところがあります。
以下の画像は楽天モバイルの申し込み画面ですが、このような選択画面です。
そこで友人はeSIMに対応していない端末を利用していたのですが、eSIMを選択してしまい回線を切り替えて通信ができない!という事態に追い込まれました。
またahamoやpovo、LINEMOは問い合わせもネットでしか出来ないので大パニックに陥ったという話を聞きました‥
ですので上記キャリアやeSIMに変えるとなった際はオンラインでの手続きなのでついつい!流し読みがちになってしまうかもですが、説明事項の部分に対応端末などの記載がありますので申し込みの際に注意して頂ければ幸いです!
今回はeSIMについてまとめてみました!
もちろんeSIMにすることのメリットも多くありますし、今後発売されていく端末はほとんどがeSIM対応かと思います。
気軽に乗り換えも検討でき、自分の空いた時間で切り替えもできますから更にキャリアなどの選択の幅は広がるかもしれませんね。
今もそうですがもっとeSIMが普及したりすると、更に携帯会社こぞって料金形態などの競争は激化するのかも?しれません。
また総務省も3大キャリアに対してeSIMを普及させるように方針も伝えているようで、今後対応が開始されていくかもしれません。
今後も要注目ですね!
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